流山児のページ

 IT'S SHOW TIME !!

男、流山児祥の汗と涙の稽古模様を徒然に・・・


次回、演出&出演作品、『南北オペラ』乞う!ご期待!!

 

稽古場日誌 「南北オペラ

1月7日(金)

2日目、かなり変わった。ものすごく、すっきりさせたつもりである。
もっと過剰にやれとの指摘もあるが。
 芝居初めてすぐ、音響のトラブルで前半はがたがた・・・。 が、客の大半は気が付かなかったとの事。 
そんなものかよ。
変更続出で・・・すまん、タクヘイ。

終演後。海外公演、20周年についての新聞社のインタビュー。 
明日はマチネありの2回。
そして私は、今日もたった2回の出番にカミマクリ。
恥ずかしい限りである。 

明日こそ。是非見てくだされ。明日も変わります。

1月6日(木)

初日。いやあ面白かった。楽しかった。それにしても良く笑った。ぼろは着てても心は錦である。いや「精神」の事を言っているのである。衣裳は凄いよ、ホント(笑い)特にオレは。

「そこにいる、」という単純なとこに芝居はある・・・・・。

いろんなことがあったが、とっても気持ちのいい初日を迎えた。・歌舞くこと、がもう少し明確に伝わればカンペキ。

それにしても見方によってはヤバイ芝居である。だからこそ誠実に真剣に役者は「演劇の真実」をやるしかない。

明日も少し変える。是非多数ご来場の程を。

 

1月5日(水)

休み。明日は初日。宜しく。

1月4日(火)

朝9時から「桜」の明り作り。昨日からやっているのだが間に合いそうに無い。「三五」の倍近くのキッカケが有りそうだ。キッカケ増やしてるのは俺か。「落ち着いて見ていられない」明りが作りたいのだ。

照明の山上とは相変わらずああでもないこうでもない、と言い合いながらの明り作り。30年も一緒にしごとしているのだが初演のときは何時もこうである。

お昼から役者にも付き合ってもらって後半戦に突入、ほとんど休憩もせずに13時間。横に座っている、舞台監督のイワヲも呆れ顔だがオレの最近の毎度のことでイロイロと意見。

「つながっているか」といつの間にかイワヲに聞いている俺・・・。

ダンスと殺陣の場当たりもキッチリやれた。上田の体は満身創痍。ホータイとれず。

それでも何とかラストまで終える。明日は朝から音響チェック。音楽劇だもんね。タクヘイ頼むぞ。

明日は1回目のG・P。ヤルゾー。みんな風邪引くなよ。あゆかが食堂で上手い雑炊作ってくれた。

毎日遅くまで付き合ってくれるベニサンの瀬戸さんに感謝。がんばります。

若くした死んだ知り合いの南北研究家中山幹雄氏の「鶴屋南北序説」「近松 南北 黙阿弥 歌舞伎ノート」を詠み直している。それにしても南北は面白いヤツである。

 

2005年1月3日(月)

正月元旦、2日、日記はお休み。 
その代わり今、いろんな原稿を書いている。
3月から早稲田大学の演劇博物館ではじまる流山児★事務所展のチラシの原稿。
演出者協会で出版される「アングラ演出論」の原稿。
月刊誌連載原稿。
今度の公演のパンフ原稿など。

それから企画書、事業計画書の類。私は、ほとんど忘れているが劇団の経営者でもあるのだ。年度末の忙しい時に海外公演なんてホントは言語道断。

1日中パソコン睨みっぱなしで眼、霞みっぱなし。老眼が進み、キューピー・コーワゴールド!!!・・。
まだまだ終わりそうも無いのがアングラ演出論、唐十郎、寺山修司、鈴木忠志、佐藤信のアングラ四天王との出会いについての私的エッセイ50枚を書くつもり。18日のイラン行きまでに書けるか?!

今日朝から明かり作り。『盟三五大切』は作り終わった。 
明日は朝9時から『桜姫表裏大綺譚』の明かり合わせ、場当たり。本番まであと3日。

 

2005年1月元旦・2日・・・休み

 

12月31日(金)

ついに大晦日。照明シュート。6時からPRIDE、とKー1をみるために早く帰る。

今年はついに紅白は一瞬も見なかった、初めてだ。

2005年こそ、いい年になりますように・・・。

 

12月30日(木)

仕込み。倉庫が劇場になる。

7時から演出者協会の忘年会、すごい人。そうか、今日は若手演出家コンクールの優秀賞の表彰式も兼ねているのだ。40人超える人出。去年にましての賑わいである。何故か理事長は不在。

6人の優秀賞の若手に副理事長として賞状を渡す。
観世さんに久しぶりに会う。「子午線」のときに舞台で倒れて肋骨にひびが入ったとのこと。
でも元気である。
毎日芸術賞、受賞おめでとう。

2次会はゴールデン街クラクラ、坂手と今度ゆっくり次の芝居についてはなそうと決める。

羊屋白玉さんに来年の坂手作品の「衣裳」をお願いした。前座もやると言う・・・。
若いやつらとキッチリ仕事したい。・・・・と思う日々。協会員は招待ですから正月是非ベニサンに!!

あしたも仕込み。そうして2004年も終わりである。

 

 

12月29日(水)

ほんとに最後の稽古場での通し。殺陣と後半の最終チェック。3時から、ラサール石井が忙しいのに見に来てくれた。「ダフネの嵐」「白鷺城の花嫁」といったラサールの芝居にも共通する作品だし、佃作品には何本も付き合ってくれている。

1時間40分。イイ、テンポである。いままでで一番いい通し。殺陣の擬音について石井から貴重な助言、ありがとう。

11月21日から稽古開始してついに小屋入り。ベニサンのTPTもバラシ、塩野谷もやってきた。ゴメン誰も「子午線の祀り」見れなくて。

明日は朝から仕込み。舞台作り。ベニサンの食堂でヒョンさんが韓国料理のメシをつくってくれることになった。総勢で40人を超えるスタッフ・キャストで本番に向けてのスタッフ作業が正月元旦、2日の休みをはさんで3日まで続く・・・。

明日の夜7時からは日本演出者協会の恒例の大忘年会。新宿花園神社横の「唯々」(ゆいゆい)いろんな演出家が一同に集まります、時間がある方是非ご来場下さい。会費は20代は2千円、30代は3千円・・・です。

今年もあと2日。世界中を災禍が襲っている。何とかならないのかと切歯扼腕の日々である。

この1ヶ月でイラン映画を6本見る。休み中は中国、ロシア映画三昧。一夜漬け?!

 

 

12月27日(火)

朝10時から「三五」の稽古。11時半から最終通し。
とにかく台詞ではなく関係で居てくれればいい。そしたら、通じる。

「桜」の稽古。タンゴのシーン、ラスト・シーンの小返し。

4時半から、通し。あと少しの変更。残りは明日1日。

7時からTPTの「三人姉妹」。を観る。いやはや、チェーホフて人は笑える。100年前も後もインテリとよばれる馬鹿な人々のドーデモいいはなしである。勿論その根底にカクメイがあるんだけど・・・。

竹内、岩松、坂手、鈴木裕美、、千葉、といった様々な人々に会った。それだけで笑えた。演劇はこういう空間に生きているのだ。それにしてもTPTの企画おもしろい。紀伊国屋賞、オメデトウ。

3時間半、時折、睡魔におそわれながらも、後半はオモシロかった。いや、勉強になりました。
でもまあ、おれはやらない芝居だな。


しかし、門井さんとアッカーマンのこだわりは見えた。でも「劇団作る」のだったら、もっと重要なことがあると思うよ。

 

 

12月27日(月)

「三五」の通し、上田のアクシデントで少し動きを変える。
イラン・バージョンで稽古してみたが、これがなかなか大変。稽古を止めて、取りあえず、東京バージョンに専念。また少し変える。

物語がどんどん立ち上がってくる。明日までやれるだけ試そう。

殺陣の作り直し、振付の直しをやって、6時から「桜」の4回目の通し、1時間45分。もう少しだ。

明日は10時から稽古、最後の「三五」生演奏の部分のチェック。

9時から両国のデニーズで「桜」のスタッフ会議、音楽、照明、映像、演出部の打ち合わせ。舞台監督のイワヲがテキパキと進めてくれたが、ワタシが時々とてつもないことを言い出して・・・結局12時近くまでかかる。

仕込みは2本分だから大変である。稽古場風邪が流行りそう。明日はなるべく早く終わろう。

ああ、それにしても今日も飯1食だった。休憩とろうよ、である。

タバコ3箱、吸いすぎ。

珈琲がぶ飲みの日常である。これじや体に言い分けないよ・・である。

 

12月26日(日)

上田の左腕が見事につられて丹下右膳である。笑い事ではない。いろんな方策を講じる。まあ、なんとかなる。今回、殺陣に命を賭けているといっても過言でないほどアクションに力を入れていた上田、こんなことでへこたれたら泣くぜ。まあ、本番を乞う、ご期待。

3回目の通し、10分短まる。すごいテンポ、これで劇の構造がクリアーに見えてきた。歌舞伎の原作のもつ愛憎の行方までも・・・。

劇団員総出演、総スタッフの目まぐるしさ。大変だがやりきるしかない。衣裳換え、間に合うか?

通しを終えて7時過ぎに久しぶりのスペース早稲田、楽塾の稽古。元気にやっている。野田秀樹の文体を見事に解体し「楽塾歌劇(うたげき)」に変容させる試み。1幕は全編歌い、踊りまくり2幕は音楽無しの芝居にするつもり・・・?!こんな『夏の夜の夢』見たこと無い、が狙い。ピーター・ブルックもユーゴザバードなんて目じゃないよ。それが楽塾。

1月8日・9日の2日間温泉合宿稽古とのこと・・・いやはや、スミマセン。宜しく。演出家がダメで・・・おまけに18日からは海外1ヶ月。まあ、自分たちでがんばろう、となるか?

明日は2時「三五」 イランバージョン。6時「桜」の通し、あと3日秒読みである。確実に面白くなっている。いや、スリリング・・・。

 

12月25日(土)

芝居全体をソリッドにしたくて、前半から作り変える。劇版音楽を多用してアングラ的に使っていたが、ほとんどをカット。3分の1にする。緊張感あふれる対話を目指して。

関係性をより明確に・・・つまりやっと本来の「演出」の仕事をキッチリやっているだけ・・か。

殺陣、踊りも少し変える。ひさしぶりに7時で稽古をとる。セキネの父親の通夜に行ってるサボ、弘子、米山、環らから今終わったとのTELあり。結局、行けずじまい、ゴメンネ。

早稲田の事務所で『夢の肉弾三勇士』のアマノの作ったチラシの最終校正をやってたら、稽古場で殺陣のバック転の稽古をやってた上田が左ひじを脱臼し救急車で運ばれたとの報、蒼ざめる。なんてクリスマスだ。

2週間の安静とのこと。さいてい1週間は動かすなと医者。困った。まあ、右手がまだ利く、やるしかない。・・・・ホントにいつも、南北作品ではいろいろあるなあ。

あしたはよりハード・エッジでソリッドなドラマを目指して最終チェック。あと4日間。明後日から2本の通し稽古3日間。

 

 

12月24日(金)

朝から録音、実際は生で歌うんだがフォローのため。「三五」が6曲、「桜」が6曲。

歌って踊って恋をして、おまけに殺陣をして殺し合う・・・なんてこっちゃ。

3時、例年の恒例クリスマス・プレゼント交換会。サボの発案でクリスマス・イブには必ず。水希ちゃんの素敵な雪だるまの日本手拭いがワタシには回ってきた。

6時から通し、どうしても実寸がとれないところがあるので少しもたつくが、ラスト以外は基本路線は面白い。横に座っていた佃から何カ所か指摘があったが。

あしたは、ラストシーンの決め。主役4人のみの稽古から始める。音響のタクヘイとキグレ本当に大変そう。役者もかねているので、休み時間もない。衣裳も小道具もてんてこ舞い、追い込みである。世間はイブだというのに、いつものことだがオレタチ「淋しい求道者の群れ」だぜ、全ったく。

 

 

12月23日(木)

朝、関根靖晃から電話、お父さんが癌で亡くなったとのこと。

この半年間、休団してお父さんの闘病と共に闘っていたのに・・・・オレと同じ甘えん坊のセキネ、痛恨の極みだろう。オレもほんとうに1年前思いもよらず母と別れたから・・・セキネ、がんばれよ。合掌。

稽古場でこの悲報を伝える。・・・・兎に角、私たちは自分たちの仕事をきちんとやるしかない。

映像の打ち合わせ、前半の稽古。6時から、初の通し。1時間50分。面白い、がもっとテンポよく畳み掛けるスピードとより劇的に乾いた時間を作れる。音子、大内、栗、若のメインの圧倒的な「恋の集中力」が必要。うん、見事に「恋の炎の南北オペラ」に仕上がったぜ、2本共。

やるしかない。明日は朝から録音。後半の稽古のあと、6時から2度目の通し。佃が来る。あと6日間でピット入り。

 

 

12月22日(水)

11時からベニサンの餅つき大会。稽古場から全員スタジオの1Fの駐車場に移動。
上田が餅つきが得意だとはじめて知った。毎年、実家では餅つきをしているそうだ。
そういえば、子供の頃は必ず餅をつかされたっけ・・・。
久しぶりについてみたが難しい。いろんなひとが集まっている。

そこで、久しぶりに蜷川幸雄さんにあった。
元気そうである。餅を食べながら割と長ーい立ち話。
ニナガワ・カンパニーの若手と楽しそう。
70歳・・・へー、見えない。寺山さんと同じ年か。
2006年の春にピットでやるとの事。がんばってください。

宇宙堂の土屋くんも故郷の佐渡でもちをつくとのこと。

上手い餅をたらふくご馳走になり、「三五」の通し。
なかなかイイ。4日間休みになるが、この感じを忘れないこと。

3時から「桜」稽古。
明日6時から「初の通し」やることに決める。
どう、ツナガッテルカ、見ものである・・・いやツナゲルのは役者の力なのだ・・・。

 

12月21日(火)

朝から、「三五」のダイジェスト・シーンの稽古から始める。リズムと動きのコラボレイション、上手くいったらこれまでにないものになる。

後半もあたり、明日は前半を再点検して、通し。

3時から「桜」9時までついに最後まであたる。音子、大内、若杉、栗原の4人のラストメチャクチャカッコイイシーンになる。

久しぶりに「夢屋」激論になる。

明日はあさから、ベニサンの餅つき大会。いや、1年なんてあっという間だ。

 

12月20日(月)

今日も本当に長ーイ1日だった。ハンバーガーかじって、11時から稽古、「三五」の気になるところを取りあえずあたって、12時過ぎから「初通し」。

ムチャクチャ、テンポいいがメリハリが無くなっている。2本出演しているは、スタッフ・ワークで疲れのピーク。集中力がちょっと切れたりする。明日、もう一度再点検。

上演時間は1時間40分、理想的。結局メシ食う暇もなく3時から「桜」。

盆踊りのようなタンゴの振付。音子さん、ノリノリで面白いモノを作り上げる。三五チームも特別出演で派手。本当にタンゴって難しいが「決まるとカッコイイ、」と中村音子を見ていると良くわかる。

大殺陣を作り変えて、これでアクションも全てついた。それにしても騒々しい肉体派の芝居である。

さて、これからが勝負。小返し稽古、じっくり、といってもそんなに時間はない。24日には荒通しの予定。劇団員総出演で走れるだけ走ることに決めた。ヨロシク。大丈夫だから・・・。

 

12月19日(日)

「桜」・・・刑事チームと殺し屋チームのシーンから始める。K!とかPRIDEみたいなガチンコから始まって、きゅうに踊ったり、歌ったり、恋をしたりしたら面白いのに。竜一、太郎、洋介の次代を背負うトリオが育つか育たないか・・・。

兎に角、イライラしながらも造りつづける。

めるも先生の振付の最終確認。「三五」チームも加わった、ダンスは見もの。

3回ぐらいお互いのチームが入り乱れる、お楽しみの場面を考えている。だからこそ16、17日がお勧め。

 

「三五」おんがく稽古。本当に変わった。

イラン公演での様々な変更についてのミィーティング。いやはや、面白き異常である。

7回目の海外公演。サイコーにスリリングなツアーになるだろう。

ベラルーシのチラシとポスターのメール、を受け取る。すげーカッコイイ。さすがDEEP PURPLEの呼び屋さん(制作会社)が作ったもの。日の丸のデザインと「ネオ・カブキ」のタイトルにふるえる。武者ぶるい、って奴だぜ。

あしたは、「初の通し」。朝11時から最終チェック。12時から最後まであたってみる。あと2日間、とにかく2本10時間稽古。

「楽塾」・・・やっぱり行けず。ゴメン・・・。来週は多分行ける?ゴメンネ、

とにかく舞台にたつのはテメエなんだ、テメエで考えろ・・・これしかない。としゃべりツズケル日々。

 

12月18日(土)

日記休み・・・朝の4時まで、2本の「台本とにらめっこ」。

 

12月17日(金)

♪コーベ 泣いてどうなるのか・・・と歌いながら時々、稽古場への道を歩いてる。

♪誰か上手い嘘のつける相手探す・・・のよ・・・が「劇の道行」である。

「桜」の殺陣決め。
桜姫の大立ち回り、カッコイイ。
「キル・ビル」を超えるスタイリッシュで舞台でしか出来ない不条理さも兼ね備えたものを狙っている。

最近、デジャ・ヴュ(既視感)のことばかり考えている。
アマノの芝居作りとはちょっと違い、生生しくも、グロテスクで美しい愛のモノガタリ・・・ぺっ、。

 

「三五」後半の稽古。ダイジェスト、もっと良くする為の試行錯誤。

英字新聞YOMIURIの記者の取材がはいる。若い記者は楽しそう。

後半、かなりシリアスな芝居に変える。明日全体の方針を再確認し、さいごの詰めに入る。

記者いわくあまり見たことの無い芝居らしくイロイロインタビューされる。

森下の「魚三」に行くと篤篤 、洋介、竜一の3馬鹿+華子、がべろべろになってやがる。

4時間以上飲んでいることになる。愛について語ってるとの事・・・・。洋介は何故か泣き。

ま、♪明日がある 明日がある・・・である。

 

12月16日(木)

今日は1日中「桜」の稽古。

お昼から、栗原と音子だけのシーン。1時間以上、たった3分の「序章」を、ああでもない、こおでもないと役を作るためにやってみる。

2時から、久しぶりに、本息でもう一度「本読み」。近頃よくやるのだがこのやり方は、正しい。本に戻り、本を壊す。

休憩後、一気に後半に入り、何とかラスト・シーンまで、あたった。やはり8時間ぐらい稽古、要るわ。

これで兎に角、この作品の「方向性」は決まった。

明日は大殺陣。、「三五」チームも加わり、新春らしく、派手な大立ち回りをお見せします。

「運命と宿命の恋のドラマ」。この2作品に共通するコアなテーマをシンプルな音楽劇に仕上げます。

両作品とも上演時間は1時間45分ぐらい、になりそう。15日(土)・16日(日)の連続公演、間の仕込み時間2時間ちょっとだが、何とかなりそうである?。何とかするしかないのだが・・・。ほんまかいな、である。でもオレが客だったらやはりこの日に行くな。面白いこと請け合い。

24日、佃が東京に来るとのこと、あと1週間。なんとか「通し」が見せられソー。

それにしても、ベニサンの瀬戸さんには本当にいつものことだが世話になりっぱなし。感謝。

12月15日(水)

11時から「三五」とりあえず最後(?!)の北村真実先生の振付。
3時まで4時間たっぷり。
すごい集中力とスピードが要求され、役者はボロボロに成る程疲れるとは思うがこれでイケル。
明後日から、後半の最終稽古。20日には通せそう。

「桜」4時からいい調子で前半のシーンをあたる。
殺陣を残すノミで、明日にはラストまでいける見通し。

稽古していてホントに面白い「役者のための台本」だとつくづく思う。
役をキッチリ生きたい欲望こそが問われている。

私は、あおり続けるのみ。

 

12月14日(火)

『桜姫』 お昼からトップ・シーンを又も繰り返し。前半、なんとか半分が終わる。

明日は前半を何としても最後まで行く。
劇団員の全員で面白いものを、これがメイン・テーマ。

客演の役者も巻き込んで何処にもない集団劇を作る。

『盟三五大切』の殺陣稽古。とりあえず、ラストまでいく。
20日までに通しがやれる状態。
明日は最後の振付、の予定。本当に全くの初演といってもいい位に変化、進化している。

 

それにしても2本立て、大変。
8時からStaff会議、全員で、とりあえずの現状を確認。

がんばろうぜ。
失うモノも守るモノも、帰る家も無いのだ。

あはは・・・・。ついでに守るクニもネー。

 

12月13日(月)

 

桜、頭のシーン妄想の携帯電話に司られた人間の時間にしてみる。イヤハヤ、・・・・。

メルモさんの振付絶好調。とりあえず終わり。

明日から芝居にもらいたい、と本音。

音楽劇なんだよ。そういえば、ベニサンにいってもまだ稽古らしい稽古やってないなー。役者は心配だろうな。・・・・大丈夫だから、もうつながってます、俺の頭は。

 

三五、こちらは取りあえず前半の通し、10分短まった。

テンポ良し。後は役者が自分のじかんとシーンのじかんを感じてくれれば面白くなる。

まあ、飛ばしまくればいいってもんじゃないな、コッチの方は。と、少し反省。

 

 

 

12月12日(日)

朝から雨、去年の12月13日86歳で彼岸に逝った母の1周忌法要。
東松戸の霊園に兄弟縁者集まる。

「釈尼技愛」。
競輪、競馬、オート、競艇、ギャンブルに一生をささげた母らしい戒名。
お経を上げ始めたら大粒の雨、納骨のときもそうだった・・・
「おかあちゃん、雨女だったけ」と敏子姉。

みんなと会食。
イラン行き、みんな心配している。

久しぶりに、タツマとしゃべる。
独立して始めた内装屋の仕事は果たしてうまくいくか
・・・・親馬鹿。

6時から楽塾。前半、ヤルゾ。

 

12月11日(土)

三五、二軒茶屋のシーン作り変える、面白くなる。
5人切り、2幕のトップシーンの超ハイ・スピード「こま落としシーン」もとりあえず作ってみる。

桜、4時から大内と音子のシーン。
桜姫と権助の再会シーンがなんで、こんなになるの・・・てのを考えている。

 5時から、久しぶりのメルモ先生、の振り付け。
『コズミック・ブルース』以来2年ぶり。
あっという間に5曲、音子、美希、の宝塚、SKDの2大名花はすごい、もちろんTOMOも負けていない。

が、音子のソロは本当にすごい。きっと、ファンにはたまらないだろうな。

 栗原の演歌も出来てきたし、これからが正念場である。それにしても俺の芝居は肉体労働である。
フツーの芝居絶対やらせたくないもん、と開き直り。

 

12月10日(金)

お昼から殺陣稽古、前半稽古。
三五、少しづつ変える。緩急と自身のドラマ。

普遍的な劇に進化する。

ミッチリ、ノン・ストップでやるが、まだ大和町の場。あしたは二軒茶屋と五人斬りのシーン。

桜、イントレを使って面白い事になった。

教団チームが、おっ、イカレテキタゾ。
ヒョンさん、ケンゴ、篤篤 、キグレ、飛ばしにとばす。
そうなると刑事チーム、殺し屋チームも負けてられない。

だれかが言い出したが、オレのしばいは、つくづく労働者=肉体の演劇であることを実感。本当に体力と集中力が全てである。

殺陣も少しづつ付いてきて、アクション音楽劇の方向がどんどん見えてきた。
しかしまだ4分の1だ・・・ああ時間が欲しい。
脳味噌が動かん。

そうだ時々自分のシーンをやるぞ。頭と体のリフレツシュだ。

さあ、明日は振付。中村音子と大内のシーンもその前に・・だ。

 

12月9日(木)

昨日の振付の稽古から始める。決まるとかっこいいことが分っているので皆がんばっている。リフトも高度なモノを目指して。タクヘイのシーンを作り直し。

「桜」チームは、イントレのセットを如何に動かすかで大半の時間を費やす。試行錯誤が続く。明後日は久しぶりのメルモ先生の振付だ。

稽古を終えて10時から演出者協会の主催する若手演出家コンクールの第2次審査会17人の中から4人を選ぶのだが例年のごとく喧々諤々、1時過ぎまでかかって6人を選ぶ。昨年と同じ。去年は3時過ぎだったから2時間早い。コンクールも4回目。様々な若手に会えるこの企画は楽しい。4時就寝。

 

12月8日((水)

朝9時からベニサン・スタジオ入りで稽古場ができている。久し振りの3スタ。11時から

真実先生と岡本先生に来てもらって、トップシーンの殺陣+動きのシーンを作り直す。
久し振りのハードなうごきに全員、息が上がっている。
メチャクチャ、カッコイイ。
3時までノンストップ。

今日は『三五』の稽古のみ、1時間休んで2幕のトップ、コマギレ的にダイジェストでシーンを作る。
その国の言語でナレーションを入れ、より見やすくスピーディーにする。
上演時間も10分は短くする予定。
1時間45分。

ジェット・コースターのような時代劇。
それでいて生々しくもゾッとする様な、「現在」のドラマに仕上げるぞ。

スタイリシュで、劇的想像力かき立てる作品こそを。

7時から9時まで『桜姫』の仮セット舞台監督のイワヲを中心にくみ上げる。
とにかくこれを使ってやってみよう。

木暮と音楽決。、本田君の色いろな今回のための劇伴を聞きまくり、取りあえず決めてみた。これも明日から使って見る。後は、栗原の歌う演歌「温泉宿の女」の出来上がりを待つだけ。
本田がんばれよ。

ホームページの「今後の公演予定」の欄に1971年の『夢の肉弾三勇士』のチラシを載せてみました。あはは・・・。

 

12月7日(火)

明日からついにベニサン・スタジオ入り。

『盟三五大切』は前半の殺陣が大幅に変わる。
動きを交えたテンポのいいものに作り変える。

後半の初めは丸きり変わる。
つまり、全面改訂じゃん。これじゃ、時間がいくつあっても足りない。
明日11時から、北村真実先生の振りつけ。

『人形の家』の作り直しのように三演目で大幅に変わる予感、役者もスタッフも変えることの面白さを積極的に追求しだしている。

 『桜姫』は、物語の逸脱とスタイルの按配で悩んでいる。
ただ、このドラマはタンゴで行く、という直感で、愛のすれ違いを描くつもり。

中村音子さんにタンゴの振付まで頼む。
主役に頼むなんて言語道断だが、それも、ありだな。なにせ、ダンスはピカイチだ。

 セットは現場でイロイロ試すつもりだが、若杉が、スクリーンと高みの台だけで、あとは何も無くてもいいんじゃないの、と提案。うん、それもありだ。

まあ、全ては明日。師走のベニサン・スタジオ。

本当にいつものことだがまたイロイロ、瀬戸さんにお世話になる。
感謝。

 

12月6日(月)

ついに昼夜稽古の始まりである。
1時から『盟三五大切』の稽古、トップシーンを作り変える。

取りあえず、いろんなことを試したい。
「海外での制約」を逆の発想に使えば面白くなる。
さらに進化し続けて『人形の家』みたいにする。

5時から総会、それにしても劇団はビンボーである。まあ、公演のやりすぎか。

6時から『桜姫』 立ち稽古。
前半の教団チームで止る。
健吾、篤篤 、木暮、玄さんの4人のモスラたちをどう作るか・・・。
男の殺し屋チームは悪源太が全力で走っているから、すごくなる予感。「俺53歳なんだけど」と馬鹿なシーンを作りながらのポツリに稽古場大爆笑。
沖田乱も負けていられないほどイミ無くイミある物語を捏造しようと企んでいる。

明日が楽しみ。

 

 

12月5日(日) -番外-

今日は楽塾。朝早くからみんなで準備して、来年のゴールデン・ウィークの『夏の夜の夢』のチラシ写真撮り。

篤篤 、木暮、太郎が手伝っている。
カメラマンのイ・ジュヒさんもがんばっている。
楽塾、全員新郎新婦のウェディング姿。
いやあみんな綺麗で素敵な花嫁,花婿さんだ。

すごい、ばっちりメークでキメキメ。皆、うれしそうな事と言ったら無いない。
チラシは1月のベニサンの楽日ぐらいには出来る予定。2時まで撮る。

その後、3時からヒョン・ジフン演出の2月アトリエ・ワークショップ公演『ハムレット』のチラシの写真撮り。
華子と竜一が『ハムレット』のハムレットとオフィ-リアのイメージで血の涙を流して皿の上に乗っている。
好いんじゃないの。

4時から前半の歌稽古、みっちりノンストップで4時間やる。皆、すごい集中力である。


稽古が終わると、突如、火災報知機のベルがけたたましく鳴り出した。ビル全体の報知器がなっている。
外を見ても火は出てない。119番にTELする・・・。
サイレンの音とともに消防車2台、あっという間にやって来る。大騒ぎ。
北京の上の2階にあるスイッチを切る。
何処からも火の手は見えない。
北京のおやじも呼び出され・・・
結局は火災報知機の誤作動じゃないか・・・・・と、、、

イヤハヤ・・それにしてもびっくりした。

「あんなまじめな顔した流山児サンの顔見たことがない」と15人の楽塾メンバーに笑われる。

「案外小心者なんですね。」「そうだよ、おれは気が小さいんだよ。地震も火事もおまけに高いとも、狭いとこも全く
駄目なんだよ、」と開き直る。

それにしても毎日、様々なことが起こる、楽しき日々である。でも疲れた。

本当に久しぶりに、皆と、呑み会。
演劇博物館の展示。「楽塾のコーナー」も作ることにした。ヨロシク。

 

 

12月4日(土)

初の荒通し。2時間5分。
皆好き放題に手前の役もヘッタクレも無くやってくれた。

いやー1ヶ月前か。
明後日、からきちんとやりましょう。私もきちんと仕事しまっせ。

イワヲのセットの模型も出来上がって、みんなも、少しは大変なことを想像したかな。

横須賀智美からインドネシアの知り合いのバンドのCDを4枚もらい聞く。
面白い。坂手の『戦場のピクニック・コンダクター』に使いたい。
生演奏でコラボレイション。
インドネシアから4人音楽家を―、実現に向けて明日から動き始めよう!

久しぶりに近くの飲み屋「せがわ」に行く。
サラリーマンたちがK1で盛り上がっていた。なに?ボンヤスキーの優勝だと!?

あと1ヶ月。
これからが本当の地獄=極楽のはじまりである。

 

イラン公演で一番世話になっているテヘラン大学の卓馬君から電話があったそうだ。

息子の龍馬、と一字違い、年も同じ。
18歳で単身イランに渡り22歳。大学3年生。

この日記、テヘランでも読めるのだろうか?読んでいたらば、よろしく!元気で。
会える日を楽しみにしている。

                                       

 

 

12月3日(金)

早稲田の演劇博物館で3月から8月末まで行われる「演劇団と流山児★事務所の35年展」の打ち合わせ。青木砂織と伊藤弘子と塩野谷正幸の3人が担当の事業。
とにかく楽しく5ヶ月毎日早稲田の杜で遊びたいものだ。
よろしく。
あっ、副題は「憎まっれ子世に憚る」に決まりました。

今日の、『『桜姫』の後半はうまくいく。
明日は荒通し2回、来週から本格的に開始である。

いよいよ私の、仕事開始である 。
明日はイワヲに頼んでいたイントレの模型が来る。
危険な状態も予想されるが、役者が面白く見えるカッコイイセットにする事に決めた。

 

12月2日(木)

『ハイ・ライフ』の来年春、4月の札幌公演が、急遽きまった。

もともと、名古屋と大阪はやる予定だったが、札幌の琴似にあるパトスという小劇場でひらかれる「コンカリーニョ」という「市民劇場」の建設の資金集めに協力するフェスティバルへの参加である。

6時から『桜姫』の稽古。前半は全員ほぼ台詞が入った。明日から後半戦の荒立ち。

来週から本格的な稽古に突入する。歌って踊って恋をして、アクション大絵巻。

悪源太と沖田乱と若杉と華子が着実にとばしている。

夜、96歳で亡くなった名優、島田正吾さんの92歳の時の1人芝居のドキュメントをみて涙する。役者の鏡である。俺はダメだな。死んでもこういう役者にはなれないな

明日はお昼から早稲田の演劇博物館でこれまた来春から始まる「流山児★事務所の20年」の記念展の打ち合わせ。

12月1日(水)

『血風ロック』を15年ぶりに見る。高取とのトークもやる。満員。
20年前の映画だが今見ても充分おもしろい。昔の方が、こらえ性があったことを認識した。

打ち上げで阿佐ヶ谷から飲み出して、久しぶりに高取と昔みたいに、新宿ゴールデン街で3ヶ所もハシゴ。ヘロヘロになってカウンターで、左翼ぶった青臭いガキどもに、青臭くからむ。。朝5時、帰宅。
日記書けず。

11月30日(火)

今日は約束どおり稽古に行かずに、若手演出家コンクールの審査。

最後の審査。

東京ミルクホールという劇団の稽古場、飯田橋のバーのとなり.ワハハ本舗にいた佐野君。昭和のことをレビューもどきにやっている。日本舞踊の振りは面白い

森井さんと瓜生さんの3人。瓜生さんが80歳の誕生日。祝杯を挙げる。それにしても若い、バケモノじみて元気である。まいった。

負けていられないな。

明日は5時から稽古。9時からラピュタ阿佐ヶ谷で『血風ロック』のトーク・ショウ、皆で15年ぶりに『血風ロック』を見る。満員になって欲しいが・・・・。

 

 

11月29日(月)

 

『桜姫表裏大綺譚』 の荒立ち、初日。

稽古に入り、殺し屋チーム、刑事チーム、清玄チームの3チームの色分け、キャラクター付けに悩む。つい,しゃべりすぎた。

明日は「ダメダシ無し」を宣言。とにかくテメエで考えろってんだ。悪源太義平はやってんじゃねーか。若杉宏二は今回は圧倒的にマザコンの「キル・ビル」の役。面白い。全部台詞入っている。歌もいい。まあ、気楽にやれ。

いい感じで本番1ヶ月前。若手がんばれ。

大内、音子のシーン。ムチャクチャ遊びましょうか。
栗原、チームも役も大変だがいい試練だ。

若杉の提案で、『血風ロック』皆で見ましょうよ、てなことになって、12月1日はラピュタ阿佐ヶ谷に行くことにした。ついに、明日は夜9時から1回目の『血風ロック』の15年ぶりの上映です。よろしく。

 

 

11月28日(日) -番外-

楽塾の稽古なぜか集まりが悪い、半分。
これじゃ、稽古にならねーじゃないか!!
おこりながら2シーンの音楽稽古。
ほとんど全篇歌いまくる芝居にしておいて、最後にフツーの芝居にするつもりなのだが。
あと4ヶ月。果して思惑通りいくかな・・・・。

来週はポスターの写真撮り。楽塾はなぜか韓国の写真家イ・ジュヒさんに、この3年間とってもらっている。今回は全員新婚カップルでいくことにした。

『楽塾歌劇 夏の夜の夢』  翻案/野田秀樹 演出/流山児祥 楽塾オールスター総出演 !! 

2005年ゴールデン・ウィーク14ステージロングラン決定!!である。

夕方6時から上野毛にある多摩美大で若手演出家コンクールの2次審査。

「小指値」という学生劇団の通し稽古を見る。宮田慶子と森井さんと3人。

うちの「ハナケンゴ」みたいなペニスとヴァギナの話。
こういう芝居が流行ってるんだなとつくづく思う。
ジョージ・ブッシュをパロディーにした何でもありのキャバレーショウなんだが・・・・。
セットは面白い。

ふーん、清水邦夫さんが映像演劇科の主任教授なんだ。

それにしても30何年ぶりの多摩美だぜ。
バリケードの中であった美共闘の堀浩哉も教授かよ・・・。

懐かしの上野毛、であった。
ラビオリ土屋と二子玉川の駅でばったり会う。
そういえば北村真実先生のスタジオも上野毛だったな。
12月に入ったら振付も始まる。

 

 

11月27日(土)

殺陣の集中稽古、最後の日。高井戸の児童館の体育館。あれ、ここ、昔、稽古場無かった頃よく来たっけ、と思い出す。

総勢30人近くの人間全員が緊張感をたたえて、木刀を構えて戦っている姿は実にいい。

現代アクション、マットやらいろいろ基礎からミッチリ5日間もやってもらった。岡本先生と「獣護鬼」の若手の兄貴たちに大感謝。

それにしても、悪源太が決まっている。若杉、上田はさすが。音子さんもイイ。30人切り、やりますかね。若手には初めての体験。10年以上時代劇をやっていながらなかなか殺陣は上手くならない。

様々な殺陣のバリエーションを組み立てて、それにダンスをミックスさせて『盟三五大切』を作り変えようと岡本先生と話しながら高井戸の駅前でお疲れさん会。

明日はお昼から楽塾。そろそろ、楽塾もピッチを上げないといけない。

ああ、3本の芝居のシーンが錯綜してもう脳味噌がぐちゃぐちゃだ。

 

 

11月26日(金)

ホントに1日があっという間である。お昼から最後の本読み。
今日から荒立ちの予定だったが横須賀智美が参加したのでもう1回読んだ。
明日で殺陣とアクションの集中稽古も終わり。28日は楽塾。で、29日から本格的に稽古にはいる。

12月8日からはベニサンスタジオ入り。

稽古後、アマノから電話。
来年の3月の『夢の肉弾三勇士』のポスターの原画が出来たとの事。

Staffとキャストの最終決定をしなければ。
高取は12月15日迄に台本はあげると言ってるが・・・。
12月1日阿佐ヶ谷で打ち合わせである。

で、『肉弾・・・』のチラシの裏の原稿を書いている。
33年前の自分の台本などとっくに忘れている。

ま、役者やるしかない。ひさびさに塩野谷、悪源太と3人でやれる。
しかもアトリエでだ。

ゲストは加地君と蒲、とヒロシの3人。

アマノと塩野谷。面白いと思うよ。

 

 

11月25日(木)

24日の夜8時から札幌の琴似にある「パトス」という劇場(スズナリぐらいのスペースでとってもいい劇場)に行く。気に入った。
そこで、近いうちに是非やりたい。

で、清水君という若手演出家の作品『地獄変』を和田さんと森井さんと3人で見る。

カネシタそっくりの作・演出にあきれ返りながら笑った。
しかし清水君かなりしつこい奴らしくて、ロウソクだけをメインにした明りは面白い。

その清水君や北川君ら札幌の演出家連中や、HAPPの劇団の連中に加えてパトスのスタッフらと飲む。
大激論の大盛り上がりで、気が付けば朝の3時のススキノ。

ホテルで4時間寝て空港に行くとなぜか欠航。
2時間遅れで東京に帰る。

3時から『盟三五大切』の打ち合わせ。
今回のワールド・ツアーは難題続出・・・。

が、やるしかない。

帰国したTOMOに会う。精悍な顔つきでワイルドなTOMO。
舞台が楽しみである。お土産にすげーカッコイイシャツをもらう。
本番では着ていこう。金ぴかダゼ!!!

夜7時からスペース107で西村君の審査。
この作品には参った。
後2本、いや、今年の作品1本以外、すげーってのに出会ってない。
みんなもっとムチャクチャな事やってくれよと思う審査の日々である。

明日は2日ぶりの稽古、殺陣と大変。
おっ!佃が書き直しをFAXしてきてる、さすが仕事が速い。
感謝。

 

 

11月24日(水)

北海道へ−。一回休み。

11月23日(火)

今日も朝から来年の坂手作品のキャスティングでTEL。
青年劇場の前代表の瓜生さんに「役者」にと口説く。
OKの返事。
ヤッタ。面白くなるぞ・・・・。

で、自転車こいで、うきうき稽古場。
『桜姫表裏大綺譚』とりあえずの第1次キャスティング。

明日と明後日は休みにして26日から荒立ちに入る。

で、明日は急遽、札幌行き、若手演出家コンクールの審査をやることになった。
ついでに2006年3月公演『静かなうた』を書き下ろすことになっているHAPPの北川徹と打ち合わせの予定。

台詞の無い作品を北川徹君や倉持裕君といった若い才能たちに書いてもらい、「世界」に持って行こうと企んでいる。
日本の現代演劇が真の意味で国境を超えるための試み。

だが、今は南北オペラ2作品だ。
25日は『盟三五大切」の稽古だ。大胆に作り変えようと思っている。
動きと音楽のシーンを増やしシンプルな物語に作り変え「世界」に持っていくつもりなのだ。

うん、こりゃまるで、新作2本じゃないか。

体と頭が2つ欲しい日々が続く。

現代劇は歌舞伎風に、時代劇は現代風に・・・これだ。

 

 

11月22日(月)

2006年夏に『東海道四谷怪談』をやろうと思っている。絶対にやりたっかた南北の最高傑作である。
一流の大衆演劇に仕立てたい。キャスティングも豪華に派手に、で、全国の芝居好きの人がいる小さな町を廻る。
その夢の企画の準備のために、今いろんな人と会って口説いている。そのうちに発表します・・・・。

1時から3時まで早稲田で「『桜姫表裏大綺譚』 の本読み。
拓郎の「結婚しようよ」を全員で大合唱する予定、で歌稽古。

何故か、上田の役で迷いが生じている。アクションかコメディーか。明日もう1度、本読みをやる。
今日から高井戸の体育館で役者全員でアクションと殺陣の稽古、5日間基礎からみっちり、岡本先生に大感謝。

とにかく、アクションとミュージカル、古典をキッチリ踏襲した現代アクション・ロマンが作りたいのだ。
テキストはサイコー。
ならば、あとは私の仕事をキッチリやるしかない。

そしていよいよ明日、横須賀智美がインドネシアから1年ぶりに帰ってくる予定。
タガログ語、,ハングル、中国語が飛び交うフツーの稽古場になる面白さ。

引っ越した新しい事務所は稽古場から約1分スーパーの3階、米山が荷物整理しながら制作業務をやっている。

いろんな意味で私たちは今、「再出発の時」を迎えているのである。2本立てをチャンとやる力が俺たちにある。
それは「劇団の強み」なのである。劇団制の根本が問われている。

それにしても、忙しいな・・・あっ、原稿5枚、締め切りだ。

 

 

11月21日(日)  さて、お待たせしました再開です。

『永遠』を終えてまだ1週間もたってないというのに・・・・。休みは1日もなく、忙しい日々であった。

で、今日は、お昼から「楽塾」の稽古を終えてそのまま『南北オペラ』2本立ての顔合わせ。
作家の佃を含めて50人近くの人がスペース早稲田にひしめいている。
そうか、これだけの人と次の芝居をやるのかと緊張する。

『桜姫表裏大綺譚』 の本読み、佃の新作、兎に角面白い。

大内厚雄、中村音子、風間水希、沖田乱、といった客演を含めて劇団員総出演。久々、ノリまくってやります。音子もすごい役、それよりも大内が一番たいへんな役。いやいや、何より栗原か。今回の座長!頑張れよ。

明後日、キャステイング。もう、大半は決めているのだが試したいことがある。俺の役もいろいろ試したいしな・・・。
『盟三五大切』のメンバーも総出演、正月らしい華やかな芝居、になること請け合いです。

あしたから、殺陣の全体稽古、本読みと盛りだくさん。
とにかく何処にもない芝居を目指して、稽古が始まった。よろしく。
あ、観るのだったら「通し券」をオススメします。

あれ、今日、飯まだ1回しか食ってないぞオレ。ヤバイ。

 

           『永遠』篇  『心中天の網島』 篇