ある発展途上国のホテルに停車したピンク色のワゴン。
ラブ・ワゴンと呼ばれるこの車は、日本で高視聴率を誇る某
番組の収録の為に、世界各国を廻っているのだった。
ワゴンから降り立ったのは番組に応募した、出会いを求める
男達、女達。
ところが、彼らには皆、思いもよらない事情を抱えていて―
ラストまで一気に突っ走る!
ジェット・コースター・コメディ!!
ケラリーノ・サンドロヴィッチの新境地。全16曲のオリジナル楽曲!
アマノ・ワールド全面展開でおくる2005年最後を飾る衝撃の超娯楽音楽劇!!
■2005年11月26日〜12月6日 公演は無事終了しました。ご来場感謝!!
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28、29、30日の回はアフタートークを行います。
当日券の発売は開演の1時間前。完売日は1時間前より「キャンセル待ち」整理券発行。
開場は20分前からです。
追加公演WEB予約は完売しました。(プレイガイドでお求め下さい。ぴあ、ローソンチケット)
■STAFF
【音 楽】ケラリーノ・サンドロヴィッチ+本田実
【美 術】 水谷雄司 【照 明】 小木曽千倉 【音 響 】 島猛
【振 付】 夕沈 【映 像】 浜嶋将裕 【舞台監督】 小林岳郎
【演 出 補】 小林七緒 【演出助手】 帆足知子、堀之内啓太
【宣伝美術】 雨堤千砂子 【宣伝写真】 村田憲治
【制 作】 米山恭子 ※平成17年度文化庁芸術創造活動重点支援事業
■CAST
寺十吾(tsumazuki no ishi)、小熊ヒデジ(てんぷくプロ)、
[ KUDAN PROJECT ]
夕沈(少年王者舘)、中村榮美子(少年王者舘)、井村昂(少年王者舘)
小川輝晃、さとうこうじ、宮島健、沖田乱、和倉義樹(毛皮族)、
水谷ノブ、蒲公仁(個人企画集団*ガマ発動期)
眞藤ヒロシ、悪源太義平、エディ・スヤント(インドネシア)
伊藤弘子、青木砂織、栗原茂、上田和弘、谷宗和、
甲津拓平、小林七緒、里美和彦、冨澤力、平野直美、帆足知子、
木暮拓矢、阪本篤篤、立原麻衣、福井健志、流山児祥‥‥流山児★事務所
■ アフタートーク・ゲスト(好評終了、ありがとうございました。)
28日(月) 江本純子さん(毛皮族)・土屋亮一さん(シベリア少女鉄道)
29日(火) 高取英さん(月蝕歌劇団)
30日(水) 篠井英介さん※天野天街と流山児祥は連日参加。
■ チケット
全席指定 : 前売り:4,000円 当日:4,500円 学生割引:2,500円
■その他の取扱い
電子チケットぴあ 0570-02-9966(Pコード364-330) 0570-02-9988/9999
ローソンチケット 0570-063-003(Lコード35044) 0570-063-777
イープラス eee.eplus.co.jp
ケラ理ノ・サンドロヴイツ痴伯爵の、理性と痴性の彼岸でユレつづける、無情と有情と条理と無条理とオシャレと非シャレの、めくるめくコントン蔓陀羅モザイ
ック。 流山痴将軍の、痢性と知性と獣性と銃声と自由性にイロドラレたエンゲキ無条件幸福アラベスク。 そんな流山痴とケラ理の、サンドイッチをどう使用調理アウフ屁便するか? ワタクシのムネは、どう止揚もないコンワクとワクワクのサンドイッチで、今にもハリサケーン状態であります。 アマノテンガイ |
劇評 『SMOKE』
「ケラ流の恐怖、天野演出で増幅」 読売新聞 2005年11月30日 多葉田聡
脚本は、小劇場から大劇場まで幅広く活躍する人気劇作家のケラリーノ・サンドロヴィッチ。演出は、名古層を中心に活動する劇団・少年王者舘の天野天街。若手作家を積極的に登用し、さまざまなプロデュース公演を企画してきた流山児★事弼所らしい異色の顔合わせだ。 異性との出会いを求める若い男女がワゴン車に乗って、海外を旅する人気テレビ番組。その収録のため、プロデューサー(沖田乱)やスタッフ、素人の出演者らがある島国にやって来る。しかし、一行が宿泊するホテルで次々と奇妙な事件が起きる。 狭い舞台に30人以上の俳優が出たり入ったりする、いかにもケラらしい群像劇。番組作りの裏側を皮肉った描写はそれほどでもなく、むしろ、現地の人々の奇妙な言動や突然始まる風変わりな歌などで笑わせる。この国では喫煙は死刑という設定。喫煙者の肩身がすっかり狭くなった現代社会を風刺した描写も随所に顔を出す。(中略)恋愛ゲームに興じる若い男女を実は冷めた目で見ているワゴン車の運転手(栗原茂)や、犯罪を犯した息子を島に捨てに来たらしい老夫婦らの悪意がむき出しになるに従って、ケラ流の不条理かつ毒に満ちた世界が全容をあらわにしていく。映像も巧みに駆使した天野の演出も相まって、逃げ場のない恐怖と乾いた笑いが増幅されていく。(後略)
「感想」 2005年12月5日 歌手 谷山浩子さん
むちゃくちゃ面白かった!この面白さは人に伝えるのが難しいですね。無意味で執拗な繰り返し、中途半端に割り込んでくる歌、撒き散らしたまま回収されない断片的な謎、バラバラなテンション、そういうものの全部が最高に楽しかったです。