作成日:3月14日

2001年流山児★事務所4月公演  (社)日本劇団協議会主催

平成11年度文化庁舞台芸術創作奨励賞佳作受賞作品

ゾンビな夜





作:石井貴久  演出:山崎哲  企画製作::流山児祥

出演: 関根靖晃・冨樫真・横須賀智美・里美和彦  /  北村魚


日時:2001年4月24日(火)〜30日(祝) 下北沢ザ・スズナリ

※平日は夜7時30分開演。28日(土)は昼3時と夜7時の2回。29日(日)と30日(祝)は昼3時のみ。
※29日(日)は終演後に作家・演出家によるアフタートークあり。


【日時指定・全席自由】

 
開場は開演20分前。当日券および整理券の発行など受付開始は開演1時間前となります。

 

前売予約:3500円 当日3800円 学生割引3000円 中高生割引2500円

電話予約・問合せ:流山児★事務所 TEL03(5272)1785
         下北沢ザ・スズナリ TEL03(3469)0511

前売扱い:チケットぴあ TEL03(5237)9988
     ローソンチケット TEL03(3569)9900(LコードNo.37994)
     チケット24 TEL03(5489)2229(アクセスNo.2935♯)
     本多劇場窓口 TEL03(3468)0030

【前売開始】 3月25日(日)

[物語]   

マザコン青年良彦(関根靖晃)は、恋人の啓子(冨樫真)から結婚を迫られ、困り果てていた。

うまく断わることに失敗した良彦は、小さい頃、自分が飽きていらなくなった昆虫やペットを、母の寿子(北村魚)が手際よく処分してくれていたことを思い出す。
早速寿子に相談してみると、寿子は渋りながらも処分する事を承諾。彼女は昆虫やハムスターを処分したときと同じく、啓子を殺して土の下に埋める事にする。

一方、兄、良彦のマザコンぶりを苦々しく思っていた妹ゆかり(横須賀智美)は、寿子が良彦の恋人を殺すつもりだと知り、良彦を引きずって寿子のところへ駆けつける。だが時既に遅く、啓子は寿子にスコップで殴り殺され、ゆかりは殺人を止めるどころか、家族を守るために啓子を土に埋める役まで押しつけられる。
  
しかしながら、死んだはずの啓子は鳴り響く雷鳴の中、復讐のため土の下から甦る……。

[解説]

21世紀の幕開けをチャンバラ・ミュージカル「白鷺城の花嫁」(作/演出 ラサール石井 1月新宿スペースゼロ)の大ヒットで劇的に飾った流山児★事務所。4月は関西の最新鋭劇作家石井貴久氏の問題作「ゾンビな夜」を鬼才・山崎哲の演出でお送りします。

『ゾンビな夜』は平成11年度文化庁舞台芸術創作奨励賞の佳作を受賞した作品。倫理観も理念もなく、文字どおり、殺されても「死なない」人間たち(=ゾンビ)が、繰り広げるナンセンスで、ブラックな物語。マザコン息子と過保護ママ、そして恐ろしく強い2人の女達が繰り広げるスラプスティック・コメディ。

演出は『愛の乞食』以来4年ぶりに流山児★事務所作品を手がける山崎哲。「犯罪フィールド・ノート」で80年代小劇場演劇シーンを牽引した転位・21=山崎哲流の恐怖と笑いの戦慄の家庭劇。

主演は、『白鷺城の花嫁』につづいて流山児★事務所の次世代を担う若手人気俳優:関根靖晃。恋人役には、映画『犬、走る』蜷川幸雄演出『十二夜』で鮮烈の主役デビューを経て、最新作、『ゴドーを待ちながら』で注目を浴びた冨樫真。妹役は渋谷ジァン・ジァンファイナル公演『血は立ったまま眠っている』で絶賛された横須賀智美。そして、母親役は鴻上尚史演出『ものがたり降る夜』等に出演のベテラン実力派北村魚。異色の組合せで送る衝撃のドラマ、乞御期待。