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いそちゆき(古矢木伸子) 伊藤しずよ(ユメノ) 川本かず子(助手2) 桐原三枝(ドクター・カリノ) 小森雅子(リンタロウ) 杉山智子(ワタル) 遠山晴美(フロシキン) 内藤美津枝(助手1)
二階堂まり(父・仁世呂東) 宮沢智子(母) めぐろあや(法水憐太郎) 〜楽塾
冨沢力(テレーズ1号) 柏倉太郎(テレーズ2号) 木暮拓矢(サム) 〜流山児★事務所
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☆空には76年ぶりに帰ってきた聖なる彗星、それを見ようとサナトリウムの屋上に集まる患者たち。あの彗星と、天文医学。それにカバラの秘術を用いれば、なんと死者も蘇るという。博士に、探偵、白衣の天使に正義の味方、ハードボイルドコンビに死体も入り乱れて天文台は大騒ぎ。果たして3日と48時間後に彗星は地球にぶつかってしまうのか?差出人のない手紙に誘われた少年たちよ、狂熱のエレキ・サウンドに乗って、さぁ、冒険の旅に出よう!
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☆[45歳以上の大人のための演劇集団]=異色の超人気集団[楽塾]+流山児祥が昨年の大ヒット作『楽屋』(清水邦夫・作)『女たちの櫻の園』(A.チェーホフ・原作)に続いて放つ"1年がかり"の大作は北村想の『碧い彗星の一夜』。 この作品は1981年「第2次演劇団」の旗揚げ公演のために書き下ろした作品を2003年ミュージカル版として改訂した最新作。夢の少年冒険活劇がSpace早稲田の濃厚な小空間で楽塾歌劇に変容する。 君よ、『楽塾』を見ずして「演劇」を語るなかれ! |
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〜当日パンフより
ゴールデンウィークのお忙しい中、御来場くださいまして、誠に有り難うございます。 光陰矢のごとし、とはよく言ったものである。49歳の誕生日にふと、同世代のフツーの人々と演劇で楽しく遊びたいなぁ、と想い立ち「楽塾」という演劇集団を作った。「中年の決意」というより「道楽」みたいなカンジで始めたのだが、いつの間にか「七年目」を迎えた。6日間追加公演を含む11ステージ上演するという人気劇団に成長した。 あっという間の七年。11本の作品を本当に楽しく遊んで作り上げた。当たり前だが平均年齢50歳を越えた"オバサン"女優に成長した。それも"凄い役者"に…。 演劇という生業(なりわい)は、生臭い人間の<関係>が成立する<場>である。出会いと関係、<役>と<自分>の距離を"一年がかり"で作る実にゼイタクな現場、それが「楽塾」の芝居である。 歌って踊って恋をする大衆演劇にして実験歌劇(ミュージカル)、「何処にも無い」演劇を作っている自負がある。 七年間、本当に"演劇の原点"にいられたことに素直に大感謝。アリガトウみなさん。あと4年はやろうぜ。 とりわけ2年前の「黄昏のビギン」以降、大胆に楽塾歌劇の方法を追求している。この試みは実に面白い。 不動のスタッフ、ROMI、竹村、イワヲ、畝部といった協力がなければ楽塾の作品は生まれない。今回は久しぶりに桃子にセットの絵も描いてもらった。 北村想の傑作少年冒険活劇最新作。20年前に私たちに書き下ろしてくれた作品が見事に2004年版にリメイクされている。こうなりゃ宇宙の果てまで"誤読"し演出してみるしかないだろう。それが私の北村想に対する永遠の友情ってもんだ。 ごゆっくりお楽しみください。来年はシェイクスピアか再びのチェーホフの予定ですが……果たして!? |
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