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海外秀作戯曲連続上演2003〜2004

舞台模様はこちら

撮影:アライテツヤ

原作:リック・シオミ  訳:吉原豊司
台本・演出:流山児祥  音楽:本田実

出演:塩野谷正幸、大谷亮介、龍昇、伊藤弘子
栗原茂、悪源太義平、根本和史
上田和弘、阿川竜一、渡辺恵美

3月17日(水)〜23日(火) 両国 シアターX(カイ)  TEL03 (5624) 1181
開演毎夜7時00分
(開場時間は各20分前)

※18日(木)、20日(土)はマチネ2時あり、21日(日)、23日(火)マチネのみ

前売予約4,000円 当日4,500円 学生割引3,000円 【全席自由・整理番号付】 前売開始2月15日(日)

3月 17 18 19 20 21 22

23
開演

昼の回(14:00)      
夜の回(19:00)    

★18日(木)昼の回、20日(土)昼の回、23日(火)終演後アフタートークあり。

解説
カナダにはアメリカと異なる固有の演劇文化が育ち、今や世界でも最も注目される存在になりつつあります。カナダ演劇の対日紹介はアメリカ演劇に比べると、いちじるしく遅れていましたが、1994年10月シアター代官山で行われたカナダ演劇祭を機に、日本におけるカナダ演劇翻訳上演の第一歩が踏みだれました。

『リタ・ジョーの幻想』『ハイ・ライフ』など積極的にカナダ演劇を取り上げヒットさせ続けてきた流山児★事務所は、2001年に続いてシアターX(カイ)で行われるカナダ演劇祭2004に、1995年の初演以来8年ぶりの『イエロー・フィーバー』で参加します。

出演は塩野谷正幸、大谷亮介、龍昇の実力派俳優3人にくわえて、ベテラン俳優の悪源太義平と根本和史、そして紅一点ヒロインの女性新聞記者を演じるのは「流山児★事務所」のトップ女優・伊藤弘子、そして熱血男優・栗原茂など異色キャストです。

あらすじ
1973年3月、舞台はバンクーバーの日本人街パウエル・ストリート。

桜祭りのさ中、ミス桜が何者かによって誘拐された。

この事件をめぐって、日系カナダ人二世のヤサグレ私立探偵サム・シカゼ、バンクーバー警察のカドタ巡査部長、中国系弁護士チャック・チャン、新聞記者ナンシー・ウォングの4人が四者四様のなぞ解きが始まる。

【リック・シオミ】
1947年日系カナダ人一家の三世としてトロントに生まれる。1970年トロント大学歴史学科卒業。以後フリーランス・ライターとして多数の舞台劇、テレビドラマ、映画シナリオを執肇。そのかたわら、日系カナダ人コミュニティーの指導者として日系カナダ人互助組織「トナリグミ」の設立、今では年中行事となっている日系コミュニティーのお祭り『パウエル・ストリート・フェスティバル』の発起・運営に貢献。現在は米国ミネソタ州ミネアポリスに住み、同地のアジア系劇場『MU』(無)の芸術監督として活躍中。代表作「イエロー・フィーバー」は1982年サンフランシスコのアジア・アメリカ劇場によって初演され、1983年にはニューヨークのオフ・プロードウェイで6ヵ月にわたりロングラン。以後、ロサアンゼルス、トロント、シアトル、バンクーバー、エディンバラ、ミネアポリスでも上演され、1995年に流山児★事務所が本邦初公演を行っている。日本には1995年に発来日。今回の公演の際に3度目の来日予定。