河竹黙阿弥(1816‐1893年)
裕福な家に生まれるが、放蕩のため十四歳で勘当され、青春時代は道楽ざんまい。その後南北の弟子となり、27歳で歌舞伎作者としてデビュー。幕末から明治時代にかけて世話物の名作を多数生み出した。幕末には名優4代目市川小團次と組んで、当時の庶民の生活をリアルに描く。代表作としては、「蔦紅葉宇都谷峠」、「小袖曾我薊色縫」、「三人吉三廓初買」、「青砥稿花紅彩画」、「天衣紛上野初花」、「梅雨小袖昔八丈」、「四千両小判梅葉」等々があり、それらの主人公は、すべて泥棒か市井の小悪党。社会の底辺のアウトローを描くことを得意とし「白浪作者」とも呼ばれる。
鼠小僧(1797-1832年)
幕末期に大名屋敷を専門に荒らした窃盗犯。盗んだ金を貧乏人たちにバラまいて「義賊」と呼ばれたといわれる大泥棒。本名は次郎吉(じろきち)。鼠小僧次郎吉として知られる。
歌舞伎小屋:中村座の便利屋の息子として日本橋人形町に生まれる。10歳前後で木具職人へ奉公、16歳で親元へ帰りその後は鳶人足。25歳の時に勘当され、盗人稼業に。天保3年(1832年)に鈴が森の刑場で処刑された。享年36歳。10余年間で盗んだ金額は実に1万3千両に及んだという。
上田和弘
イワヲ
谷宗和
甲津拓平
佐藤華子
柏倉太郎
平野直美
阿萬由美
山下直哉
山丸莉菜
五島三四郎
流山児祥
【原作】】河竹黙阿弥 (鼠小僧 「鼠小紋東君新形」)
【構成・演出】流山児祥 【脚本・演出協力】西沢栄治(JAM SESSION)
【映像】濱島将裕(少年王者舘) 【美術】よしきひとし
【音楽・作曲】諏訪創 【振付】北村真実 【振付】北村真実 【剣術指導】上田和弘
【照明】横原由祐 【音響】諏訪創
【舞台監督】吉木均 【衣裳】堀内真紀子
【演出助手】山下直哉 佐原由美 【宣伝美術】アマノテンガイ 畝部七歩
【票券】荒木理恵 【制作】米山恭子 畝部七歩
【主催】有限会社流山児オフィス(流山児★事務所)
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