2022.10.美しきものの伝説

utukushiki_omot.jpgutukushiki_omot.jpg

イラスト:ヨコヤマ茂未  KenMIYAMOTO_Flyer.pdf

流山児★事務所 公演 宮本研 連続上演 第2弾

『美しきものの伝説


==>>第1弾 『夢・桃中軒牛右衛門の』

キャスト

01tazima.jpg田島亮


クロポトキン
(大杉栄)

02shin.jpg申大樹


暖村
(荒畑寒村) 

03うえだ.jpg上田和弘


四分六
(堺利彦)

04_yamamaru.jpeg山丸莉菜


野枝
(伊藤野枝)

春はるか_.jpg春はるか


モナリザ
(平塚らいてう)

06_hashiguchi16442.jpg橋口佳奈


サロメ
(神近市子)

07takemoto.JPG竹本優希


松井須磨子

08satomi.jpg里美和彦


先生
(島村抱月)

09suzuki.jpg鈴木幸二


ルパシカ
(小山内薫)

10sanobabi.jpg佐野バビ市


早稲田
(沢田正二郎)

11honnma-1.JPG本間隆斗


12sogo.jpeg十河尭史


13suwa.jpg諏訪創



幽然坊(辻潤)

14araki.jpg荒木理恵



突然坊

akiho.jpg秋保達也


okazaki.jpeg岡崎叶大



tatihara.jpg立原茉奈春


yamakawa.JPG山川美優







日程

2022年10月5日(水)~12日(水)

  • ・・・・・5 (水)..............19:00
  • ・・・・・・6 (木)..............19:00
  • ・・・・・・7 (金)..............14:00 ★ 
  • ・・・・・・8 (土)..............14:00
  • ・・・・・・9 (日)..............14:00/19:00
  • ・・・・・・10(祝).............14:00
  • ・・・・・・11(火).............14:00/19:00
  • ・・・・・・12(水).............14:00
  • ※受付は開演の40分前、開場は開演の20分前より
  • =アフタートーク
  • 10/7(金)14:00 アフタートークあり
  • 登壇者:西沢栄治、田島亮、流山児祥
  • 進行:佐野バビ市



チケット

チケット予約フォーム
tic1.pngtic1.png

2022/6/17(金) 10:00ー予約開始

  • 全席指定
  • 一般 …………………4,500円 
  • はじめて割 …………4,000円
  • 訪日外国人 …………3,000円
  • 学生・U25(25歳以下)…2,500円 
  • 高校生以下 …………1,000円
  • RYU’S会員割引 ……3,600円  >>> RYU’S会員詳細はこちらより




割引チケットは、証明書の要提示。
はじめて割は、流山児★事務所を初めてご観劇される方。1公演5名様限定(予約のみ)。



作=宮本 研 みやもと けん

1926-1988 熊本県生まれ。
十代の七年間を父親の勤務地北京で過ごし、1944年に帰国。
九州大学経済学部卒業後、大分県立第二高校(現・大分商業高校)で一年間教鞭をとった後、1952年より法務省に勤務。
1955年法務省在職中に「麦の会」を結成し、『僕らが歌をうたう時』を執筆。労働者自身による自立劇団再建の担い手となる。1962年、法務省退職、職業劇作家となる。舞台だけでなく、ドラマや映画の脚本も手掛ける。『日本人民共和国』、『メカニズム作戦』で岸田戯曲賞、『明治の柩』で芸術祭奨励賞脚本賞。『反応工程』、『日本人民共和国』、『メカニズム作戦』、『ザ・パイロット』は《戦後史四部作》と呼ばれ、『明治の柩』、『美しきものの伝説』、『阿Q外伝』、『聖グレゴリーの殉教』は《革命伝説四部作》と呼ばれている。


(宮本研 作 流山児★事務所公演『メカニズム作戦』 写真:横田敦史)
215R74A7974.JPG110R74A7510.JPGR74A5559.JPG141R74A7621.JPG

クリックすると拡大します。

演出=西沢栄治 にしざわ えいじ

この戯曲はあまりにも「名作」になりすぎていないだろうか。
そりゃたしかに面白いし台詞もカッコイイ。憧れの作品だ。
けれどそんな風に有り難がっていてもしょうがない。

登場人物たちは今でこそ歴史上の偉人だが、劇中では理想と現実のギャップに悩むただの若者だ。憤る気持ちやダメさ具合は現代の私たちと何ら変わらない。
そのどうしようもない青春の熱量で、アナーキーな芝居をつくってみようと思う。それこそが流山児事務所で上演する意味ってもんだろう。

のるかそるか。御期待ください。


(西沢栄治演出作品 写真:横田敦史)
abesada05.JPG阿部定の犬_74A8835.jpgキネマと怪人IMG_4610.JPGブランキ殺し 上海の春IMG_6530.JPG雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた

クリックすると拡大します。

会場

  • 下北沢 小劇場B1Kitazawa_town_hall.jpg
  • 「下北沢駅」東口(小田急線)、京王中央口(井の頭線)より徒歩5分。 スズナリのお向かいの北沢タウンホール地下B1
  • 〒155-0031
  • 東京都世田谷区北沢2-8-18
  • 北沢タウンホール地下1階
  • 03-6416-8281

GOOGLE MAP



◆チケット取扱・お問い合わせ◆

  • 流山児(りゅうざんじ)★事務所(じむしょ) 
  • TEL 03-5272-1785(平日13:00~17:00)
  • E-MAIL ( mail@ryuzanji.com
  • オンライン予約



◎お客様へのお願い
マスク着用や咳エチケット等の感染対策にご理解とご協力をお願いします。
当日体調が優れない方は、無理をせずキャンセルのご連絡をお願いします。
状況によっては、やむを得ず中止や変更をする場合もございますので、最新情報はTwitterや当ホームページをご覧いただくか、お電話でお問合せください。





流山児★事務所公演
宮本研 連続上演 第2弾

命革め.jpg



関東大震災99年 
大逆事件死刑執行111年
美しきものの伝説


作:宮本研
演出:西沢栄治
音楽:諏訪創
振付:神在ひろみ



2022年
10月5日(水)~12日(水)
下北沢 小劇場B1


あらすじ

明治43年、大逆事件が起こり、社会主義運動は「冬の時代」に入った。
物語は大正元年、女優志望の伊藤野枝が大逆事件の残党・堺利彦の売文社を訪ね、大杉栄や平塚らいてうと出会う場面から始まる。

演劇界では、小山内薫、沢田正二郎らが島村抱月、中山晋平らと「芸術と興行の二元論」「自然の演技こそ真実」など議論を重ねていた。また、自由恋愛を提唱する大杉栄は、新聞記者の神近市子、野枝と恋愛関係になる。野枝は、夫の辻潤との子供を身籠りながら大杉と生きる決意をする。

それぞれに自らの理想のために奔走する彼らだが、やがて厳しい現実が目の前に現われる。

注目の演出家:西沢栄治が若手キャストと共に挑む、演劇と社会運動が劇的に交錯する青春群像劇!




企画

三池炭鉱の町:荒尾から僕は1962年に上京した。中高生時代、僕は「新劇少年」だった。3歳年上の兄の影響で数多くの新劇作品を観た。そこで宮本研作品と出会った。研さんが熊本出身の劇作家というのも影響していたのかもしれない。兄が出演した『メカニズム作戦』は、衝撃的であった。

『メカニズム作戦』は、映画『ウエスト・サイド・ストーリー』に想を得た組合運動の再生(世界情報革命を夢見る)を試みるファンキーなストライキを描く青春群像劇である。ジャズ、ロック、ビートルズ世代の僕は、この斬新な音楽劇にハマった。
『木口小平氏は犬死』、『ザ・パイロット』、『明治の柩』、大牟田市での研さんの敗戦時の体験を描いた『反応工程』と立て続けに観たり読んだりした。
だが、所謂、新劇風演出・演技の「嘘くささ」が鼻につきオサラバした。

そして、19歳の夏、唐十郎の状況劇場紅テントと出会った僕のアングラ演劇彷徨は現在まで続くことになる。

そんな、僕は半世紀を経て、研さんに《出会い》直した。2017年『メカニズム作戦』上演。この1962年(状況劇場結成)、若者たちの70年安保闘争に向けた社会変革のステップボード的作品を朝比奈尚行:音楽で上演。運動不在の2017年、若者たちの「渾沌とした自由への渇望」は伝わり大ヒット。研さん戯曲の「勁さ」を実感した。

辛亥革命110年、宮崎滔天没後100年、大逆事件死刑執行111年、関東大震災99年の2022年、研さんの「百年前のアナーキーな若者たちの冒険劇」を連続上演する。故郷の革命家:宮崎滔天と中国の革命家の交流を描く『夢・桃中軒牛右衛門の』、大正の社会運動家と演劇人との熱い交流を描く『美しきものの伝説』である。

『夢・桃中軒牛右衛門の』は、宮本研リスペクトに裏打ちされた大胆不敵な詩森ろば:脚色の問題作。『美しきものの伝説』は、イマ、注目の西沢栄治の演出。

《命、革める》若者たちの「自由と友情」の歴史劇★連続上演です。

「戦争の時代」にあらためて、「自由と民権」を真っ向からボクタチは演劇の力を信じて問いたいと想っています。

ふらりと、下北沢までおいで下さい!

(芸術監督:流山児祥)

◆スタッフ◆
作:宮本研
演出:西沢栄治
音楽:諏訪創
振付:神在ひろみ
舞台美術:小林岳郎
照明:横原由祐
映像:浜嶋将裕
音響:島猛
衣裳:竹内陽子
舞台監督:森下紀彦
演出助手:杉浦一輝
宣伝美術:ヨコヤマ茂未+江利山浩二
制作:米山恭子+竹本優希
芸術監督:流山児祥




◆協力◆
宮本新 serial number 深海洋燈 ぽこぽこクラブ 劇団東京ミルクホール 株式会社ヒラタオフィス 株式会社ステージオフィス KINGS ROAD(順不同)

◆主催◆
一般社団法人流山児カンパニー